イギリスで就活した私なりのアドバイス

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イギリス、ロンドンでお仕事をお探しの皆さま、またはロンドンで現地企業で
働くことにご興味のある皆さま、こんにちは。
ブログにお越しいただきありがとうございます。

2016年にロンドンに引っ越してきて、YMSビザで2年間、現地の英系企業で働き、
2018年にその会社を辞めて、他の現地の英系企業に転職したミレコです。
4年ほどロンドンで英系企業で働いているため、アドバイスはまだまだひよこですが、
ロンドンでの就職において大事なアドバイスを記録しております。
右下にあるタブの「 WORK」をクリックしていただくとこの他にも様々な
ロンドンでの就職や企業で働くことについて述べています。
下の関連記事も合わせてどうぞ。

大逆転①イギリスのリクルートエージェントって
大逆転②イギリスの企業で働くって

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最近ブログやインスタを見てくれている方から、現地採用についてアドバイスなどを
よく聞かれるので(嬉しいことにも、みなさんありがとうございます。)
ここに私の体験した面接内容や海外就職において大事だと思ったことを
まとめたいと思います。

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★日本での社会人経験=仕事の経験
が何よりも大事!

海外で現地企業に採用されたかったら、大学を卒業してすぐに
ワーホリビザで渡英するのは危険だと思いました。
実際に私も
大学卒業したら、日本で社会人経験をする前に海外で働いてみたい!
と甘く考えていたことがあります。ですが、

海外で新卒という考え方はほとんどありません。
そのため、ちゃんとした企業で働きたかったら、それなりの社会人経験が
必要だと思いました。(私も1年半くらいしか日本で働いてませんけど)
イギリスでは、社員、派遣社員、契約社員、アルバイトという雇用形態は
基本的にあまり関係ありません。
実際に行っていた「仕事の内容」が一番重要視されます。

社会人経験=仕事の経験です。
決して一流企業で働いてたことが大事!とかではないです。
日本では大企業で、すごく有名でみんなに知られていたとしても、
海外で、イギリスでかなり企業の名前が知られていることはまずほとんどないのです。
*ロンドンで日系企業に勤めたかったら、日本で大企業に勤めていた経歴は
かなり役に立ちますし、面接にも呼ばれると思いますので、
あくまでも現地企業ではということを前提にしています。

現地の企業で、よほど日本や日系企業に興味がある会社だったら、
日本の会社についてよく知ってるかもだけど、(そんな会社きっと少ないと思います)
日本で大企業として就活生に憧れられている企業は、こっちではほぼ無名に近いので
名前より、何より職務経験が大事です!
日本で何をしていたか!が最も問われる質問だな、と思いました。

そして日本で行った職務経験が、海外でも必ず反映されるので、
日本で一般事務をしていた人がいきなり海外で、営業職とかに就くことは
難しいんだなとわかりました。

海外で仕事の求人に応募する場合、自分の経験に合った(関連した)職種を
選ぶことをおすすめします。

その理由は、自分の経験に関連していない職種にCVを一生懸命書いて応募したところで、
面接に行ける確率は10%?くらいの割合だと思うので、時間の無駄だからです。
これは私の推測ではなく、経験上+イギリスでの就職における常識です。

それなら自分の職種に関連してるけど、その中でやったことのない新しい職種に
少しでも関われる機会のある業務に応募することをお勧めします。

例えば求人がマーケティング業務だとして、その中で「アナライズ(分析)」は専門的にやったことはないけど、アナライズが3割入ってくるような求人だとしたら、
その職務を経験することで新しくアナライズを学ぶことができるので、
将来的にマーケティング業務の中のアナライズ専門職に就くことができます。

こんな風にして今までに経験がなかった職種でも、関連した業務から新しい業務を
経験することで、経験者になれるから、
将来の転職幅がぐんと広がります。
(実際にこのブログを書いた2年後に私が違う業界(関連職務)に転職しています。
本来行なっていたマーケティング業務とはかなり違った仕事をしています。)

イギリスの社会では日本みたいに「新人を一から育てる」という考えはあまりなく、
即戦力の人を雇い「自ら学んで育っていく(キャリアアップのために転職する)」
という方針がかなり強いです。

そのためこういう職務の転換ってイギリスでは難しいのですが、
努力すれば好きな仕事にいずれか就くことができると私は信じています。

私はこっちで旅行系で働いてみたいな〜と漠然に考えていましたがもちろん日本の旅行会社で
働いた経験はありません。日系エージェントに話した際も経験がなければダメだと言われ、
時間の無駄になってしまうので、もちろん現地企業には応募もしませんでした。


★英語力はもっと大事!

現地企業でもっとも求められるのは、果たしてどれくらい上手なコミュニケーションが
取れるか、どうか?だと思います。

実際に入ってしまえば、わからない単語は簡単な英語で説明できるし、みんなの言う
「ビジネス英語」は普通の企業ではあまり必要ない、というか、
ビジネス英語を企業で働く前にマスターすることはほぼ不可能です。
業界によってビジネス英語はかなり異なってきます。
専門用語って会社に入る前に覚えるのってかなり大変なんですよ。
(おそらく海外の大学で専門的に入りたい業界について勉強していた人は違う話だと思いますが)
そのため「ビジネス英語」<「日常会話」
重視で勉強しましょう。

毎日英語環境になって一番精神的に疲れるのは、働いている本人だと思うんです。
なので英語力を磨くことはかなり大事だと思いました。

なぜ日常会話が重要かというと、CVを見て、連絡くれる企業は電話を使ってが
とても多かったです。
メールで連絡が来るのは、だいたい不合格通知ばかり。
電話が来たら、すぐ面接の日程を決めるっていうパターンが多かったです。
つまり、電話でうまく英語が話せなければ、もうここであまり良い印象を与えることはできないと思います。

実際に私も就活始めたばかりに、面接も始まる前、英系から一本電話が来たことがありました。
電話でいきなり「志望動機」とか聞かれたので、パニックになってあまり話せなかったら
面接の設定はなく、「また連絡する」と言われて、その後は一切連絡きませんでした。泣

今の職場では、けっこう電話対応をするのでやっと少しずつ慣れてきましたが、、、
それでも電話はかなり緊張します!!
聞き取れないこともかなりいっぱいあるし、、

HR(採用の人)がネイティヴじゃないときももちろんあるので、電波の良いところで
電話を取り、ゆっくり話し、わからないことがあれば聞き返しましょう!
英語の面接に徐々になれてきたら、だんだん上手く話せるようになるので、
日系企業とも面接を何回か重ねることをおすすめします!

実際に日本人同士で英語を話すことはネイティヴスピーカーと
話すことよりプレッシャーも低く、かなり気軽だったので良い練習になりましたよ♩


★仕事探しは様々なルートを使って!

Indeed、Mixb、Reed.ukとか有名なウェブサイトがありますが、
ワーホリの方が応募するなら、Indeen, Mixbあたりをお勧めします。
配偶者ビザをお持ちのかたはReed.ukもお勧めします。
Reedの方は、ほぼ配偶者ビザの方向けなので、ワーホリビザで応募した時は
全く返事が来ませんでした。
またReedの方は現地のエージェントも多く載せています。

たくさん応募したのに連絡が来ないな〜と落ち込みますが、落ち込まないでください!
知り合いから紹介してもらった仕事先にCVを送ったところ面接はすぐ行われる予定
でしたがしばらく連絡が来ず待っていたら、
「CV送った〜?」と聞かれました。
なんとHRの女性、私のCVを見逃していたらしいですw
こういうことは、この国よーくあるので、あまり期待しないことが一番です。w

私の職探しは、一般的なウェブサイトだけではなく、気になる企業のサイトに行き
採用情報のところをチェックしていました。
その方がダイレクトに仕事を応募できるんじゃないかと考えたからです。
たしかに効果があり、企業のウェブページから応募したほうがレスポンスも早く
ちゃんと返事をくれるところが多かったです。
でもこれはかなり時間のかかる作業なので、自分の目指してる企業がある人だけ
お勧めします。

Indeedからは数十件も送りましたが、返事きたのは本当に1、2個だったと思いますw

そして私のワーホリビザでゲットした仕事は、Mixbで見つけました!
この中でワーホリビザ保持者に一番使えるのはMixbだと思います。
この仕事を見つける前にもアルバイト先を探そうとし、Mixbで見つけたのをすぐに連絡したら
雇ってもらえたし、私の友達もほとんどみんなMixbで見つけています。
毎日チェックするのが大事です!
特にアルバイトの場合早いもの勝ちみたいなので。

日本語を活かしたかったらどんな企業が日本語を使える人を募集しているのかな?
というのに注目して探すと、意外と色々見つかりましたよ!

*その2年後、パートナービザ(配偶者ビザと同様)を取得して転職した際は
Reed.ukで応募し、現地エージェントに登録後、就職先が現地企業で決まりました。

★面接時の服装について

かなり長くなってしまったので、これで簡単なアドバイスは最後にしようと思います。
みんな迷う面接時の服装について!

私の場合、夏だったしスーツ一式は、イギリスに持ってきていなかったので、
New Lookで白いシャツを買い、持ってきていたベージュの5cmくらいヒールがある
バンプス、グレーの広がらないスカートで、毎回面接に行ってました。
スカートは普段用だったので少し短かったかもですが、服装に問題はなかったと思います。

あとカバンも普段用で茶色のおしゃれな感じのやつ。

グループ面接に行った時、他にも日本人の女性3人がいましたが、
みんな黒いジャケット着てました笑
着てなかったの私だけですね。
ちなみにこの面接は見事に落ちました。
理由はビザがYMSビザだから、ということでした。(服装ではないですよw)

つまり服装にそんなに細かくこだわったり、困らなくていいと思います。
暖かい時期なら、ジャケットもいらないと思います。
さすがに冬だったら寒いし、ジャケット持ってきた方が無難ですけど、私はなかったら
シャツの上にカーディガン着て、そのままコート着ちゃいます。
ジャケットを持ってくるのに損はないと思うけど、ロンドンでもZARAとかで買えるので
持ってくるのにプレッシャーを感じなくても良いと思います。

会社によってと、日系企業だとやはり面接時は、日本のようなスーツ姿が好ましいと思います。
でも現地の企業だったら、日本のオフィスカジュアルな格好で面接に行っても、
服装や髪色、ネイルなどの見た目で落とされることはまずないと思います。
カバンなんて、みなさん見てませんから、わざわざあんな重い就活用のカバンを持参する
必要ゼロです。

この辺でアドバイスは終わりにしようと思います。
最後に海外やイギリスでの就活において一言。

イギリスでの就活は
忍耐!
辛抱!
タイミング!
英語!!

です。
今から就活する方たち、英系企業に勤めたい方たち、
応援しています!!

就活について質問がある方や、相談をしたい方は、以下にコメント、
または右のお問い合わせ欄からぜひご連絡ください。
またツイッターからも気軽にDMお待ちしております。

6 件のコメント:

  1. はじめまして!突然のコメント失礼します!

    YMSでの就活について少しお伺いしたくコメントさせていただいております。
    やはり面接にあたり英語力はかなり必要でしょうか?m(_ _)m

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    1. さおりさん、コメントありがとうございます。
      面接を受ける企業によって英語力が求められるところとそこまで求められないところがはっきり分かれているなと私が就活をしていたときは感じました。ロンドンには英語力はあまり見られない日系企業は多く、面接の際も基本は日本語面接で、英語ですることはあっても会話が出来れば大丈夫なような監事でした。英系企業で働きたい場合は面接で英語力は必ず求められると思いました。でもビジネス英語ができるかを見られるのではなく、基本的にちゃんとコミュニケショーンが取れるかのほうが重要に感じました。何度か英語での面接をしたら慣れてくると思います!がんばって下さいね!

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  2. 質問です!ビザはどうやって何を取得していきましたか?

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    1. コメントありがとうございます。ビザはイギリスのワーホリ制度YMSビザを取得しました。2年間ビザが出ますし、仕事は何をしても良いので、すごく便利なビザ制度です。

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  3. はじめまして!突然すみません!
    質問があってコメントさせて頂きました。
    例えば、イギリスの空港や航空会社でグランドスタッフになりたい場合は、日本でグランドスタッフの経験がなければ駄目なのでしょうか?
    それと、ビザがないとそもそも応募すらできないのでしょうか?航空会社などに受かってから、そのおかげで(会社が証明するなど)ビザを獲得することなどもあるのでしょうかね?
    あと、もう一つ質問です!学歴は大学を出ていれば、どこの大学でもいいのでしょうか?イギリスの人は、日本の大学なんか詳しく知らないですよね笑
    教えてくださると嬉しいです。

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    1. コメントありがとうございます。以前に空港系について就職を調べたことがあるので知っている範囲で答えます。3年ほど前の話なので今は状況が違っているかもしれません。
      基本的にイギリスの空港や航空会社でグランドスタッフになるには就労できるビザが必要です。イギリスではそうですが、例えばフィンランドのフィンエアーなどは受かればビザを支給してもらえるそうなので、航空会社によって異なると思います。あと中東系のCAも日本人で受かればビザもらえて中東で働いている友達がいます。
      イギリスでは日本の大学については知らないので言ってしまえばどこでも良いですが、就職するとなった場合、大学の学部が就職先の役職に関連していないと面接にすら呼んでもらえません。例えば、保育学部を卒業して、日本では銀行で働ける場合もありますが、イギリスでは、卒業後に関連の職歴がないと、全く関連のない会社にいきなり就職っていうのはかなり珍しいです。大学卒業したばかりだとイギリスでの就職はイギリス人にとってもかなり難しので、一度日本で職歴を少しでも詰んで海外に出ることをお勧めします。

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